京都府立医科大学は、平成15年4月より大学院重点化がなされ、新たな大学院が設立されます。当科では、以下に述べる大学院プロジェクトを計画しています。
1. 脳小血管病発症機構の解析
(1)CADASILの病態解析と治療法開発
(2)培養細胞・Drosophilaを用いたnotchシグナルの解析
(3)脳小血管病におけるTGFβの役割の解析
(4)新規の画像解析法を用いた白質病変の解析
(5)活性化血小板機能の解析
2. 神経変性疾患の蛋白化学的・生物学的解析
(1)ヒト生体試料中の疾患関連蛋白(α-synuclein, Aβ, TDP-43: total or oligomer)の定量とその臨床応用の検討: ELISA, Luminex assay
(2)α-synucleinopathyの伝播メカニズムの検討と分子標的治療の開発
(3)髄液のproteome解析・IP-mass解析
(4)家族性Alzheimer病(FAD)に共通の生化学的phenotypeの検討
(5)Alzheimer病の発症におけるAβオリゴマーおよびtauオリゴマーの病的意義の検討
3. 遺伝性神経疾患の病態解析と診断,治療法の開発
(1)Alexander病の培養細胞・Drosophilaを用いた病態解析と治療法開発
(2)FUS-KnockoutによるALSの病態発現機序
(3)新規遺伝性神経疾患のexome解析
4. 脳高次脳機能の解析とリハビリテーション
(1)急性期失語症スクリーニングを用いた研究
(2)脳梗塞失語症例のトラクトグラフィーによる予後評価の検討
(3)脳高次機能障害に対するリハビリテーション
5. 認知症における診断と治療に関する臨床研究
(1)PiB-PET研究
(2)NIRSによる認知症,パーキンソニズムについての解析
(3)メマンチンによる認知機能と脳血流の検討
(4)Alzheimer病(AD)患者に対するIVIg療法の有用性と長期効果の検討
(5)iNPHの臨床研究: SPECT ,PiB-PETを用いた評価
(6)認知症髄液/血漿バイオマーカー&アミロイド/タウ イメージングの縦断的検討
6. 神経筋疾患における電気生理学的解析,超音波診断,治療法開発
(1)軸索興奮性測定―QTRAC systemを用いた閾値追跡法
(2)CMT1A-アスコルビン酸治験における検討
(3)Chemotherapy-induced polyneuropathyにおける軸索興奮性測定
(4)GBS・CIDPに対する治療前・後の軸索興奮性変化
(5)ALSに対するメキシレチン臨床治験,propagation study,CMAP の経時的変化に関する研究
(6)神経・筋疾患における超音波検査
7. 神経・筋疾患の病理学的検索
(1)近位筋優位のミトコンドリアミオパチーにおけるsingle fiber PCRを用いた研究
(2)封入体筋炎におけるオートファジーマーカーの変動に関する研究
8. 各種神経疾患へのリハビリテーションの応用
(1)パーキンソン病・HAM・脳卒中.地域リハビリテーション
上記以外にも、アイデアを出し合って研究を進めたいと考えています。
難関に取り組む熱意のある大学院生を募集しています。
1. 脳小血管病発症機構の解析
(1)CADASILの病態解析と治療法開発
(2)培養細胞・Drosophilaを用いたnotchシグナルの解析
(3)脳小血管病におけるTGFβの役割の解析
(4)新規の画像解析法を用いた白質病変の解析
(5)活性化血小板機能の解析
2. 神経変性疾患の蛋白化学的・生物学的解析
(1)ヒト生体試料中の疾患関連蛋白(α-synuclein, Aβ, TDP-43: total or oligomer)の定量とその臨床応用の検討: ELISA, Luminex assay
(2)α-synucleinopathyの伝播メカニズムの検討と分子標的治療の開発
(3)髄液のproteome解析・IP-mass解析
(4)家族性Alzheimer病(FAD)に共通の生化学的phenotypeの検討
(5)Alzheimer病の発症におけるAβオリゴマーおよびtauオリゴマーの病的意義の検討
3. 遺伝性神経疾患の病態解析と診断,治療法の開発
(1)Alexander病の培養細胞・Drosophilaを用いた病態解析と治療法開発
(2)FUS-KnockoutによるALSの病態発現機序
(3)新規遺伝性神経疾患のexome解析
4. 脳高次脳機能の解析とリハビリテーション
(1)急性期失語症スクリーニングを用いた研究
(2)脳梗塞失語症例のトラクトグラフィーによる予後評価の検討
(3)脳高次機能障害に対するリハビリテーション
5. 認知症における診断と治療に関する臨床研究
(1)PiB-PET研究
(2)NIRSによる認知症,パーキンソニズムについての解析
(3)メマンチンによる認知機能と脳血流の検討
(4)Alzheimer病(AD)患者に対するIVIg療法の有用性と長期効果の検討
(5)iNPHの臨床研究: SPECT ,PiB-PETを用いた評価
(6)認知症髄液/血漿バイオマーカー&アミロイド/タウ イメージングの縦断的検討
6. 神経筋疾患における電気生理学的解析,超音波診断,治療法開発
(1)軸索興奮性測定―QTRAC systemを用いた閾値追跡法
(2)CMT1A-アスコルビン酸治験における検討
(3)Chemotherapy-induced polyneuropathyにおける軸索興奮性測定
(4)GBS・CIDPに対する治療前・後の軸索興奮性変化
(5)ALSに対するメキシレチン臨床治験,propagation study,CMAP の経時的変化に関する研究
(6)神経・筋疾患における超音波検査
7. 神経・筋疾患の病理学的検索
(1)近位筋優位のミトコンドリアミオパチーにおけるsingle fiber PCRを用いた研究
(2)封入体筋炎におけるオートファジーマーカーの変動に関する研究
8. 各種神経疾患へのリハビリテーションの応用
(1)パーキンソン病・HAM・脳卒中.地域リハビリテーション
上記以外にも、アイデアを出し合って研究を進めたいと考えています。
難関に取り組む熱意のある大学院生を募集しています。