京都府立医科大学脳神経内科は、神経内科、老年内科、脳卒中診療科領域の疾患の診療・教育・研究に全力で取り組んでいます。

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病院助教 辻 有希子 先生

病院助教 辻 有希子

病院助教の辻有希子と申します。当教室について、拙筆ながら私の経歴を通してご紹介させていただきます。
私の職歴は以下の図の通りです。気が付いたら15年目経っていました。2007年(平成19年)に京都府立医科大学を卒業し、卒後臨床研修が始まり3年目の年に研修医になりました。そのため、2018年内科専門医制度が始まった以降の研修過程とは異なります。

 私の専門は臨床神経生理学です。大変わかりやすく言うと、神経伝導検査、筋電図検査、神経・筋エコーなどの専門家です。
 この道に入ったきっかけは、卒後臨床研修中に神経伝導検査に出会ったことでしょうか。末梢神経に電気を流して、筋活動が波形として表示される。その時には実際に患者さんの筋が動いており、患者さんの筋の”今”の動きを見ている。CT検査やMRI検査にはない魅力であり、一見非常に単純で原理は明確でありつつ、電極の置き方や記録筋の姿勢などちょっとしたことで変動する波形に面白さを感じました。卒後臨床研修が終了し京都府立医科大学脳神経内科に入局してからは、筋電図計にかじりついていたように思います。当時の上級医の先生が丁寧に指導してくださり、そこから毎年帝京平成大学で開催されている「筋電図・神経筋電気診断セミナー」や学会に参加するようになり、興味と知識を深めてゆき、同テーマで学位取得まで至りました。また、各種専門医資格取得や国際学会の参加など様々な経験をさせていただきました。
 さて、当医局の特徴として各分野の専門医が在籍していることがあげられます。実臨床においては、脳卒中やパーキンソン病、てんかん、多発性硬化症などの免疫疾患など、自分の専門以外の各種疾患について気軽に専門家に相談できるのは非常に心強いです。特に市中病院では脳卒中の患者さんが非常に多いのですが、脳卒中専門医の先生方に大変にお世話になりました。専門家にはもちろん負けるものの、自身もかなり知識がついたと自負しております。このように専門家がお互いを補い合い患者さんに還元してゆく姿勢は、当医局ならではの美点ではないかと思います。今や自分が教える立場となり、改めて身が引き締まる思いです。
 つらつらと書かせていただきましたが、当教室に興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。皆様と一緒にお仕事ができる日を心よりお待ちしております。

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