2012年3月 京都府立医科大学医学部 卒業
2012年4月 京都第一赤十字病院 初期研修医
2013年4月 京都府立医科大学附属病院 初期研修医
2014年4月 京都府立医科大学 神経内科 専攻医
2016年4月 松下記念病院 脳神経内科
2018年4月 京都府立医科大学大学院 神経内科学
大学院生の篠本です。変性疾患(アルツハイマー病やパーキンソン病など)のバイオマーカーの研究をしています。
大学5回生の実習の授業を受け、検査のみならず自分の問診や診察の技術を大いに役立て診断への道筋を組み立てていく脳神経内科医のスマートさに憧れたことから、脳神経内科を選択しました。また、医局員の先生方の温かい人柄に惹かれたことも大きな理由です。
大学院入学に伴い変性疾患のバイオマーカー研究班に入り、血液や髄液の蛋白定量による診断バイオマーカーの探索を行っています。また、臨床の場では頭痛の専門外来を担当しており、頭痛患者の臨床研究にも携わっています。
当院では頭痛専門外来を担当していますが、片頭痛は治療で改善させることができる疾患であり、ひどい片頭痛に悩んでいた患者さんが晴れ晴れとした顔で外来を再診してくださることが診療の活力となっています。脳神経内科疾患はこれまで「治らない」と言われていた疾患が多くありました。しかし医療が目覚ましく進化していく中で、こういった疾患の原因や治療法の解明へ着実に近付いていることが日々実感できます。またバイオマーカー研究を行う中で自分もその一端を担えるかもしれないという期待を持ち、研究に携わっています。
また女医としては、認知症などの慢性疾患から脳卒中などの急性期疾患まで多岐に渡っていることで、自分の興味やライフステージに合った働き方やサブスペシャリティーの選択がしやすいことが大きな魅力だと思います。
高齢化社会の中で脳神経内科疾患は今後急増の一途を辿ることは必至であり、既に需要は高まってきています。少しでも脳神経内科に興味を持たれている方は、是非一度見学にお越し下さい!